ルネサンスが東急スポーツオアシスを連結子会社化
株式追加取得(連結子会社化)の発表
ルネサンスは2023年2月に東急スポーツオアシスの株式を取得し資本提携しておりましたが、2023年8月10日に株式会社ルネサンスが株式追加取得(連結子会社化)するとの発表がありました。
2024年3月31日に東急不動産の持ち株をすべてルネサンスが取得し、オアシスは100%連結子会社となります。
2023年2月10日発表の資本提携の内容については本ブログでも紹介しております。
子会社とは?
会社法で50%以上の株式を親会社が取得している場合子会社と呼びます。今回は100%の株式をルネサンスが取得したので、完全子会社化したことになります。
これまではオアシスの持ち株比率は東急不動産60%、ルネサンス40%でしたが、このうち東急不動産の持ち株60%をルネサンスが取得することになっています。
ルネサンスは過去にも他のスポーツクラブを合併吸収して大きくなってきた経緯があります。旧トーアスポーツ(帝人より買収)、旧リーヴ・スポーツ(三菱地所より買収)も100%子会社化してルネサンスの傘下に入れてきています。
オアシスがルネサンスになるのか?
前回の資本提携では東急スポーツオアシスは東急不動産の子会社的立ち位置であり、オアシスとルネサンスはそれぞれ別のスポーツクラブとなっていました。
今回ルネサンスの完全子会社となったことでオアシスと東急との関係は絶たれたため、少なくとも店舗名から「東急」はなくなるはずです。
100%株式取得は2024年3月ということでまだ時間的余裕はあるので、取得した時点で店舗名が一気に変更となる可能性があります。
今後何が変わるのか
スポーツクラブの会員、特にレズミルズ好きの目線からすると、今回の資本提携で何がよくなって何が悪くなるのか、というところが気になります。
一言でいうとレズミルズを受けられる店舗は増えるのか、減るのか?ということです。
ルネサンスとレズミルズの関係は非常に微妙で、ルネサンスで実施されているプログラムはレズミルズバーチャルアイテムのみとなっており、実際にインストラクターが行うスタジオプログラムとしては扱われていません。
ルネサンスで導入されているアイテムとしてアメリカ発祥のグループエクササイズMOSSAがあり、これとの棲み分けを行っているような状況になります。
これに対してオアシスではボディステップを含めた多くのアイテムが実施されており、レズミルズがアイテムの中心になっています。
子会社化以降は似たようなフィットネスアイテムを1つにまとめていく可能性がありますので、MOSSA又はレズミルズのどちらかにまとまっていくのかもしれません。その場合は圧倒的に店舗数の多いルネサンスで実施されているMOSSAのほうに集約される可能性が高いと考えられます。
まだはっきりとした情報はないので、今後も情報取集を進めていきたいと思います。